活かせる資格とスキル
メイクセラピー検定
メイクセラピストとして活躍するために必要になるのが、専門知識と技術です。日常生活のなかで多くの方がメイクをした経験を持ち、なかには高度な技術を持っている方もいるでしょう。しかし、メイクセラピーとなると相手にメイクを施す必要があり、「セラピー」が意味するとおり心理療法の一つとして用いられています。そんな専門性の高いメイクセラピストを目指すには、メイクセラピー検定を受けて資格を取ることが転職の近道になります。
メイクセラピー検定は、易しい順位で3級・準2級・2級・1級・特急の4つの級があります。級ごとに称号があり、3級:認定メイクセラピーガイド、準2級:認定メイクセラピーアシスタント、2級:認定メイクセラピーアドバイザー、1級:認定メイクセラピープロデューサー、特急:認定メイクセラピストです。3級の合格率は90%ほどで、挑戦しやすいレベルです。この級が上がるほど合格の難易度が上がっていき、特急となると10%から20%ほどの合格率といわれています。この合格率だけを見るとレベルが上がるほどとても狭き門のように思いますが、ポイントを抑えておくと合格率がぐっと上がるでしょう。3級から2級までは受験資格が特に設けられていないため、誰でもチャレンジ可能です。1級は2級に合格していること、特急は1級に合格していること・活動報告書提出済み・認定講座受講済みであることの3点が受験の条件です。
誰かを幸せにしたいという思い
メイクセラピストには、メイクをするうえでの専門的な知識と技術のほかに、誰かを幸せにしたいという思いも必要になります。一般の方からの依頼もありますが、要支援や要介護の高齢者がメイクを通して少しでも前向きな気持になれるように、介護施設でメイクセラピーを取り入れているケースも増えているそうです。介護施設では、介護を必要とする高齢者が介護サービスを受けています。なかでも入所して生活している高齢者にとって、施設での生活は第二の家での暮らしとという位置づけになります。毎日がマンネリ化しないように日常生活の介助にプラスしてさまざまな余暇活動や行事を行い、その一環としてメイクセラピーがあるのです。
メイクの知識や技術以外にメイクセラピストに求められるのは、積極的傾聴・需要的態度・共感的理解の3点です。メイクの技術が優れていても、これらのマインドが備わっていなければメイクセラピーの役割を果たせなくなります。介護の現場においては、体が動かしづらくなって気持ちが塞ぎがちになった高齢者の思いを傾聴し、受け入れ、共感・理解する姿勢を忘れないようにしましょう。
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導入事例をチェック
更新日介護施設におけるメイクセラピーの導入事例は、メイクセラピストの仕事についての理解を深めるのに役立ちます。メイクセラピーを体験した高齢者の多くが結果にとても満足しており、次の機会を楽しみにしています。最初は遠慮がちな人も、メイクが進むにつれ積極的になるケースが多いようです。実際にメイクをするのは女性ですが、男性もその場の華やいだ雰囲気を一緒に楽しんでおり、全体としてのコミュニケーションが活発になります。
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介護業界に転職する
更新日メイクセラピストとして介護業界で働くためには、介護ケアを受ける高齢者の心に寄り添う強い気持ちが必要です。深い苦しみや悲しみに関する話に触れたときでも、落ち着いて相手の心に寄り添う覚悟を最初にしっかりと持っておきましょう。転職活動は、介護業界に特化している転職エージェントにまず相談してみることをおすすめします。おすすめのエージェントとして、「レバウェル介護」「ココカイゴ転職」の2社を厳選して紹介します。